2009年12月18日金曜日

性善説と性悪説

3代目です。

われわれのいるインテリアの業界は、というよりゼネコンの業界は、正しいことができない業界のように思う。
予算がたりなくなってからの値引き、他社商品のものまね、まがいものの氾濫・・。
実際にお使いいただくお客様を無視したような、かけひきが多く存在する業界だ。

値段交渉をするときにでも、「ちょっとまけて」、「高い」だけで値段が下がると思っている人がたくさんいる。まだ一言いってくれるだけましなこともある。中には、お客様に「その値段で伝えたから。あとよろしく」みたいなことがあるということも聞いたことがある。
「ちょっとまけて」なんていうのは、価格交渉の理由にならないし、「高い」といわれても、なにに対してどう高いのか?高く売る努力をしているのか?

僕は、商売をしている以上、当然利益をあげないといけないことは十分に承知しているつもりだ。
その中で、かけひきが存在することも事実だと思うし、それがすべて悪いことだとは思わない。
でも、かけひきしなくても、みんながハッピーな状況ができればこんなにすばらしいことはないのではないだろうか?
きっと、この業界の人の多くが、性悪説を前提に話をしているから、こんなことがおこってしまうのではないだろうか?
そんなきれいごとは通用しない。偽善者だといわれるかもしれない。
でも誰かがいわないと、何も変わらないし、発信しないとただの愚痴になる。
バランスは当然必要だが、僕は性善説に基づいた業界にしていきたいし、そういう会社をつくっていきたい。

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