2013年2月4日月曜日

ウィンザーチェア展02

先週金曜日2/1から2/6までの期間で、Windsor Department02という展示会が東京表参道Gallery5610にて開催されています。

Windsor DepartmentはDRILL DEIGN,TAIJI FUJIMORI,Inoda+Svejeという3組のデザイナーが歴史ある椅子「ウィンザーチェア」をテーマに取り組んでいるデザインユニットです。

今回堀田カーペットも約半年をかけて、この3組それぞれがデザインした「ラグ」を同時に展示してもらいました。

以前にもブログで書いたのですが、カーペットデザインの最大の要素は「立体感」にあると思っています。その立体感をそれぞれのデザイナーの解釈で、それぞれの「らしさ」のあるラグのデザインを、それぞれの方法で開発をしてきました。

TAIJI FUJIMORI
「GizaGiza」「Shimashima」
藤森さんの僕のイメージは「モダン」なイメージ。
開発の方法もおもしろくて、カーペットデザインを「模型」で送ってくれました。
それを再現してつくってきたのが、このラグ!
「GIZAGIZA」はまさしく名前のとおりパイル長を変化させて立体感を表現しています。

GIZAGIZA

GIZAGIZAと椅子

「SHIMASHIMA」はカットとループの高さをかえて、左からみた時のいろと右から見たときの色が変わって見えるというラグになりました。
SHIMASHIMA

SHIMASHIMAと椅子

DRILL DESIGN
「FLOCCUS」(羊雲)
DRILL DESIGNの僕のイメージは「丸くてかわいい」「絶妙」というイメージ。
開発のときは、柄の大きさを実際の人間の大きさや椅子の大きさをグラフィックに落とし込んで、微妙な大きさを追求していきました。
「羊雲」をどのように立体的に見せるか?!「糸使い」「織り組織」を様々試作を繰り返してできたラグがこれ!実はこの2つは同じグラフィックを使って表現しています。
FLOCCUS1
FLOCCUS2
FLOCCUS2と椅子
FLOCCUS1と椅子
Inoda+Sveje
「TRIA」
Inoda+Svejeのイメージは、とにかくこだわる!複雑に見えてシンプルにも見える。そんなイメージ。開発の期間は非常に短かったのですが、2回目の開発ということもあり、「糸」そのものの開発にまで踏み込んだ開発になりました。
「グラデーション」をこれだけうまく表現することにチャレンジしたラグになりました。
TRIA

TRIAと椅子

今年中にこのラグたちを含めたラグブランドをご披露できるように引き続き商品開発に取り組んでいきたいと思います。
ぜひお楽しみに!